works
“OVERLAY” sofa
for ASPLUND Co., Ltd
2023.11 / 東京
機能的な構成要素をレイヤーによって表現したソファ
コロナ以降、さまざまな場所で行われるアクティビティが変化し、それに応じて必要とされる家具の機能も多様化しています。たとえばラウンジのような場所は従来のようにくつろぐだけの場所ではなくなり、はたらけたり、簡単な打合せができたり、複合的な用途が求められるようになりました。こうした変化のなかで、求められる「機能を付加」させ、そこで何ができるか見た目にもわかりやすい家具を考えました。
”OVERLAY”ソファは、ラウンジチェアとしての居心地のよさに加え、「アームレストとボルスター」、「背もたれ」、「目隠し」それぞれの機能を別々のレイヤーのシェルに持たせることによって、必要な機能に合わせて選べるソファのシリーズです。必要に応じて複合的な機能を持たせることで、ホテルやオフィスなど場所を限定せずに使うことができます。
ソファはコンパクトな「S」、背もたれのついた「M」、目隠しの機能もついた「L」の3種類の展開となっており、それぞれのレイヤーの張地の色をグラデーション状に変えることで、それぞれの機能を意匠的に強調しています。
Project member
Yu Yoshie, Mana Okada